私は現在、在宅ワークなので外出時にしか服がいりません。
ですが、会社員だったときは、毎日服を考えるのが本当に面倒だなあと思っていました。
「お昼休憩に50分間の睡眠を確保するための超・手抜き弁当のすすめ」でも書きましたが、何かを選択するというのは、かなりのエネルギーを使うものです。

毎朝、服を選ぶのは脳に負担がかかる
そのことに関して有名なのが、スティーブ・ジョブズがいつも着ていた黒いタートルネックにまつわる話です。
『今日は何を身に付けるのか?』という選択に頭を使いたくなかったから
とジョブズは答えています。
毎朝「どんな服を着て行こうかな?」と悩むのは時間の無駄で、そんな「些細な決断」であっても脳に負担がかかり、判断力が鈍ります。
そこで、脳への負担を少しでも減らすために「服を選ぶ」という判断を削除しているのです。
この考えは起業家たちには人気なようで、ジョブズに倣っていつも同じ服を着ている人も多いですね。
(パタリロ方式・オバQ方式とも…)
…しかし、女性はそれ、難しいよね。
素晴らしくスタイルが良いなら、上下黒なんかもカッコイイかもしれない。
ですが、私はパーソナルカラー「春」で黒が致命的に似合わず、骨格診断「ウエーブ」のごく普通の中肉中背タイプ。
どちらかというと、女性らしい華やかな服のほうが似合います。
私が黒の上下を着たら、オシャレを放棄した「ただの地味な人」になります。
かといって、デザイン性のあるオレンジ色の服で毎日同じものを着ていたら、それはそれでアニメキャラのようで変です。

完全コーディネート6パターン方式
毎朝、服を考えたくない(というか、考える時間がない)。
しかし、それなりに小綺麗な感じにしたい。
…ということで、会社員時代は6パターンのコーディネートを完全に決めておきました。

「着回し」という考えを頭から捨てる
雑誌のような「着回し30日」などは考えません。
そもそも、そんなに着回す必要があるのでしょうか?
着回しのための「何にでも合うけど面白味のない服」は、着ていて楽しいでしょうか?
このカットソーと、このスカートの組み合わせ。
そのときのアクセサリーは、これとこれとこれ。
バッグはこれ、靴はこれ。
と、お気に入りの組み合わせを完全に固定。
それを6パターン作って、朝は一切、脳味噌を使わず、そのまま着ました。
月〜金の5日出勤なのに、5パターンではなく6パターンなのは、毎週月曜日にお客さんのところに行く仕事があったから。
毎回同じ服にならないように、です。

コーディネートは店員さんに丸投げする
この「完全コーディネート6パターン方式」にしてからは、毎日がとても楽でした。
たまの休みにデパートに行き、好みの合いそうな店員さんに完全丸投げしてコーディネートを作ってもらえばいいのです。
店員さんは皆、喜んでやってくれます。
私は何も考えなくて済みます。
良心的な店員さんを選び、自分の手持ちの靴やバッグの写真を見せて相談すると出費も抑えられてさらに良いですね。

この方式のメリット
着まわしをしようとすると
・朝に服をとっかえひっかえして部屋が散らかる。
・迷っていて出発時刻が予定よりも遅れる。
・出先で(なんかこの組み合わせ、変…)と気づいて、一日中ブルー。
・やっぱりあっちのスカートにすればよかった…と後悔。
ということになります。
そういった、どうでもいい悩みから解放され、毎日を気に入ったコーディネートで過ごせるのです。
いわば毎日が勝負服。
ジョブズと違って6パターンあるので、そう飽きることもありません。
店員さん選びさえ間違えなければ、そこそこ流行を取り入れたオシャレな感じになります。
ついでに、平日は洗濯をする暇がないので、土日のどちらかでまとめてできます。

会社を辞めて在宅ワークとなった今も、その基本姿勢はそんなに変わりません。
もちろん、6パターンよりも大幅に減りました。
そして今は、ありがたいことに洋服のレンタルというサブスクも登場しています。
私は、とりあえずCMなどでよく目にする2種類「メチャカリ」と「エアークローゼット」を試していますので、次回はそれについて。
実際に使った感想と、届いた洋服の画像も追記しました。

次回:洋服選びの面倒くささを減らす(洋服編)メチャカリとエアークローゼットを両方試して比較