ロングスリーパーで寝てばかりのグータラな私でも、お年頃になると彼氏らしきものができ、デートをする機会も増えました。
しかし! はっきり言ってデートは体力がいります。
いつもよりお洒落な靴でやたらと歩き回ったり、テンションを上げて喋り続けたり、食事を終えて眠たくなる時間にセックスをしたりするという、なかなかの苦行なのです。
そこで、今回は数々の失敗をもとに、無理なく楽しめるデートを考えてみたいと思います。

失敗その1:映画館・プラネタリウム
もうこれは明らか。
かなりの確率で寝てしまうし、寝ないように気をつかってばかりで肝心の映画のストーリーを楽しめないので、私は絶対に避けます。
せっかく映画に来たのに半分以上寝ている…と相手をがっかりさせることに。
最近の映画館は、昔と違ってイスが良いので、すぐに眠くなってしまいます。
映画は一旦始まると体を大きく動かすことはできないし、お喋りもできません。
もちろん一時停止もできません。
また、映画の開始時間までモール内のお店をフラフラ歩いて時間を潰したり、ポップコーンを買ったり…
まあ楽しい時間ではありますが、そのぶんじわじわと体力は削られていきます。
(本編が始まるまでは、なるべく体力を温存しておきたいのに)
さらに、座ってしばらくすると、つまらないコマーシャルや予告が始まります。
このあたりからもう眠くなってきます。
(だいぶ仲良くなった相手だったら「本編が始まるまで少し眠らせて。始まったら起こして」と堂々と言います。
そして、ここで10分深く眠っておけば、本編はわりとスッキリした頭で観ることができます)
プラネタリウムに関しては、言うまでもありません。
あの状況で眠らずにいられる人ってすごいな…と思います。



対策
眠らない対策としては、
- コメディ映画を選ぶ。しっかり声に出して大笑いする、手を叩く、など自分で何らかのアクションを起こせるものにする
- ポップコーンの大きなサイズを買い、最初から最後まで時間をかけて食べ続ける
- 炭酸の強い刺激の強い飲み物を飲む
- ミントが強く、舐め終わるのに時間のかかる飴などを用意しておく
- こっそりと手のツボを押したり、口の中の肉を噛む
そこまでしての映画デート、どうなんだろね。
ものすごく好みのストーリーで、「めちゃくちゃ集中できた!面白かった!」と思える映画に当たるとラッキーなんだけど。

失敗その2:テーマパーク
これは純粋に「体力を消耗しすぎる」という点で難しいです。
朝早く起きて、人の多い園内を歩き回って、アトラクションに長時間並んで、写真を撮りまくって、食事のためにまた並んで…
おかげで、ジェットコースター系アトラクション以外の、映像・パレード・ショーなどは全て熟睡してしまった苦い経験があります。
さらに帰りの車でも家に着くまでずーっと寝てしまい、印象は最悪だったと思われます(その後、お誘いがありませんでした)



対策
これに関しては対策はちょっと難しいですが、考えられるのは
- 前日にしっかり睡眠をとっておくこと
- 車ではなく新幹線にして、帰りは一緒に眠りながら
くらいでしょうか…
テーマパークで楽しんだ後、運転を相手に丸投げにして自分だけグーグー眠るのは身勝手ですが、新幹線で一緒に眠るのなら、微笑ましい時間になります。
あと、パーク内でなんとかなるのは、並ぶ時間を減らすことくらいなので
- ファストパスをできるだけ活用する
- シングルライダーとして1人で乗り物に乗る
というのも多少は有効です。
(でも、浮いた時間を別のアトラクションに使うだけだから、疲れ具合は変わらないか…)
相手が落ち着いた人で「アトラクションに並ぶよりも、パークの雰囲気を楽しみながらビール♪」みたいなタイプなら、のんびりした、とても良いデートになるかもしれませんね。

失敗その3:ドライブ(助手席)
これも避けたいですね。
自分が運転するなら問題ないが、助手席の場合はたいてい寝てしまいます。
昔なら、ナビ係を引き受ければ多少は眠気覚ましになりましたが、今はカーナビがあるし、ますますやることがありません。



対策
映画にもいえることですが、受動的であるというのが眠くなる原因なので、なるべくじっとしていないようにします。
- 自分から積極的に喋り続ける
- トイレが近いことにしてできるだけPAで休憩をとってもらい、トイレでストレッチをする。頭皮やこめかみを揉む
- 景色に感動するときのアクションを大きくする
- お菓子や飴を食べ続ける
- いざとなったら陽気な歌をうたう(子供時代の懐かしい歌謡曲は突っ込みどころがあって良い)

失敗その4:花火大会
これもテーマパークと同じで、体力の消耗が激しすぎるというのが理由です。
まず、浴衣の着付けとアップヘア。
浴衣は暑い!
そして、慣れないことをするのというのは、楽しいけれどもそのぶん気をつかう点も多いです。
自分で着るにせよ、人に着せてもらうにせよ、この時点でだいぶ疲れてしまうと言ってもいいでしょう。(特に人に着せてもらう場合は、着崩れしないようにとガンガンに締め付けられます)
そして満員電車での移動(もしくは渋滞の中の車の移動)。
慣れない下駄で花火会場までの道を汗だくで歩き、ゴザに座ったときにはもうくたくた。
花火も最初の数十発は新鮮ですが、それでも、どんなにすごい花火でもだんだん飽きてきます。
途中でスコーンと眠ってしまい、後半の記憶がありません。



対策
テーマパークと同じで「もう花火大会自体をやめとけ」と言いたいですが、実は私は花火大会が大好きなので、ぜひとも行きたいのです。
そしてせっかく行くなら浴衣も着たい!(突然出た謎の乙女心)
対策としては、できるだけ体力を使わない方向で
- 花火は夕方からなので、お昼すぎまでしっかり寝ておく
- 浴衣の着付けは自分でやる(きつさの調節ができる)
- 電車やバスなど公共交通機関で会場に行くのは避ける(おそらくこれが一番疲れる)
- 混雑した花火会場をうろうろして疲れなくて済むよう、食べ物は家から持っていく(簡単なものに限る。お弁当作りのために睡眠を削っていたら意味がない)
映画やドライブのときと同じで、受け身にならないよう
- 花火が上がる度にしっかり歓声を上げる、拍手をする
- 相手と積極的に話をする
- うちわで扇ぐ、相手を扇いであげる
なども大切ですね。

失敗その5:おうちで映画鑑賞デート
基本的には映画館と同じなのですが、ソファーだったりすると、ますます眠る確率は高くなります。
ストーリーの半分もいかないうちに、大きな口を開けて寝ていることも多く、家だと明るいから丸見え、バレバレです。



対策
ただ、映画館と違って、途中でストップできるのと、体勢を変えられるというのは大きな利点です。
後ろの人を気にせず腕を上げられる、という自宅ならではのメリットを活かし、
- 映画を観ながら積極的にこういったストレッチをする。



また、途中で
- 「コーヒー淹れようか」などと、ちょっと気の利く人みたいなフリをして、映画を止めてもらう
立ち上がってコーヒーを淹れると眠気もだいぶ収まります。
ですが、個人的に一番のオススメは
- 相手の脚をマッサージしながら映画を観る
正座して脚を自分の太腿の上に乗せてもらい、太腿の上をコロコロ転がします。
凝ってそうなところを押したり、足の裏を揉んで足ツボマッサージしたり。
相手は王様気分で気持ちよくなれるし、自分も眠気冷ましになります。
実際の理由はどうであれ、なんだか献身的な優しい人のようにみえますね。
スキンシップにもなります。
マッサージはそんなに真剣にやらずに、映画を楽しみつつ手だけ動かす(女性はこういう「ながら作業」が得意らしい。マルチタスクの女性脳!)というのが重要です。

まとめ
いかがでしょうか。
結局のところ「受け身にならない、静かにじっとしている時間をなるべく作らない」というのが最大のポイントだと思います。
また、当たり前ですが
- 前日はしっかり眠っておくこと
- 自分から相手にせっせと話しかけること
- 「普通の人よりも体力がないから途中で電池切れになっちゃうかもしれない」と前もって話しておくこと
- そして、起きている間は「ものすごくデートを楽しんでいるよ!最高!」と喜ぶ姿を大袈裟すぎるくらいに全身で表現すること
そうすれば(あ、寝てしまった。 散々はしゃいで眠る… まるで小さな子供みたいで可愛いな)と、良いほうに解釈してくれることもあります。
というか、もうそれに期待するしかないですね。
そして…
もちろんですが、つまらない相手や気の乗らない相手なら、いつも通りにさっさと眠ってしまって構わないと思います。
それでも気にせずに好きでいてくれる相手なら、それはそれで相性が悪くないといえます。

次回:ロングスリーパーでも楽しめるオススメデートBest7