前回:ストレスを減らすことによって、睡眠時間も減らせないだろうか(ストレス解消編)
前回は、一人で気軽にできるストレス解消法について色々と書きました。
ですが、できれば最初からストレスが溜まらないようにしたいものです。
「ストレスが溜まったら、発散すればいいや」ではなく、本来はストレスが溜まらない状態がベストなはず。
部屋の掃除なんかも、たくさん溜まってしまうとたいへんですが、日常的に片付けておけばいつも適度に綺麗な状態をキープできます。
溜まってしまう前にホイホイと片付けて、嫌なことは華麗にスルーする技術を身につけたいものです。
ストレスを溜めない方法として、よく「細かいことを気にしない」などと書かれていますが、そう簡単にできるものではありません。
あまりに漠然としており、そんな上っ面だけの話は聞きたくないねん、と言いたくなります。
なので、ここではもう少し具体的な方法を考えてみます。

少年ジャンプの主人公になったつもりで生きる
週刊少年ジャンプの主人公、と聞いてどんな人物を思い浮かべるでしょうか。
有名なところでは、「ドラゴンボール」の孫悟空、「ONE PIECE」のモンキー・D・ルフィ、「こち亀」の両津勘吉、「SLAM DUNK」の桜木花道…など。
少年ジャンプの人気漫画の主人公は、なんとなく雰囲気が似ていますね。
・性格的には、明るく陽気、負けず嫌い、ポジティブ、楽観的、マイペース。
・生き方としては、自由奔放、好奇心・探求心が強い、夢や目標に向かっている、新しいことに果敢に挑戦する。
さらに
・良い面として、強い、優しい、仲間想い、責任感がある、食欲旺盛、など
・悪い面として、ちょっと抜けている、うっかり者、おっちょこちょい、など
「アホみたいに明るい、小学5年生男子」といったところでしょうか。
そんな主人公になったつもりで行動してみるのはどうでしょう。
お気に入りの主人公を1人決めておくといいですね。
(悟空だったら、こんなしょーもないこと気にしないだろうな)と思ってモリモリ食べ、「オラもっともっと強くなりてえ!」とシンプルに考えてみましょう。
単純な脳味噌こそ最強!
(でも、あくまでもメンタルだけ。実際に「オラ」とか「うめー」とか言っちゃうと、とんでもなく痛い人だからねえ)

完璧主義をやめて「うっかり者・おっちょこちょい」キャラになる
これは、YouTubeで勝間和代さんがお話していて面白いな、と思ったこと。
勝間さんは、実はとんでもなくうっかり者のため、「うっかり村」を作って仲間を集め、そこの村長をしているそうです。
うっかり村の仲間たちは皆、同じようにうっかり者ばかりなので、忘れ物をするのが当たり前、道に迷うのも当たり前。
「あー、そういうことあるよね」「あるある〜」と、とても大らかだといいます。
まず「うっかり村」という、間の抜けた響きが面白いですね。
なんとなく憎めないネーミングです。
先程、ジャンプの主人公の特徴でも書きましたが「ちょっと抜けていて、おっちょこちょい」というのは、悪い面でありながらも、キャラクターの魅力のひとつです。
これくらいの緩〜いスタンスでいれば、完璧なんてそもそも目指さないから、とても心が軽くなります。
また、人が失敗したときにも笑って許せますね。
自分に対しても、人に対しても、ストレスが溜まりにくいのです。
今日からは、私もうっかり村の村民に。
顔の表情も柔らかくなれそうです。

困ったときには助けてもらえばいい、と考える
先ほどの「完璧主義を捨てる」にも通じるものがありますが、困ったときや失敗したときは、周りの人たちに助けてもらえばいいだけのことです。
困った時はすぐに人に頼りましょう。
「助けを求める」という選択肢を当たり前に。
主人公たちも、そうやって仲間を増やしていきます。
忍耐力があって変に我慢強い人ほど、何でも自分一人でやり遂げようとしがち。
そのためストレスも抱えやすくなります。
自分一人では難しいと思ったら、助けを求めて協力者を探します。
周囲のサポートを求めることは、ストレスを軽くするだけでなく、仕事の効率化にもつながるのです。
意外にも、あっけないほどスムーズに達成できるかもしれません。