前回:変人が多い?ロングスリーパーの有名人ってどんな人?共通するキーワードは「集中力」!
逆に、ショートスリーパーの有名人はどんな人がいるのでしょう。
実はこちらはかなり多いです。
芸能人や有名人の多くは、驚くほど少ない睡眠時間で仕事をしていると言われていますね。
また、ロングスリーパーの有名人と比べると、性格にもずいぶん違いが見えて面白いです。

1.政治家・実業家
ドナルド・トランプ
アメリカ大統領のドナルド・トランプさんの平均睡眠時間は約4時間。
たいていは日の出前に起きているといいます。
常に人の1歩先を行くことが成功に繋がると信じているトランプさんらしい名言も。
1日12〜14時間寝ている人が、どうやって3~4時間しか寝ていない人に勝てるというのだ?
…ロングスリーパーにとっては、グサグサくる言葉ですね。

孫正義
ソフトバンク創業者の孫正義さんも、ショートスリーパーとして有名。
睡眠時間は、3~4時間と言われており「それ以外の時間はほとんど勉強に充てていた」という話を自伝『志高く』で公表しています。
ソフトバンクという巨大企業を創立できたのも、孫正義さんがショートスリーパーだったからといえるのではないでしょうか。
やはり強力なビジネスリーダーはショートスリーパーが多いのかも。

2.芸能人・お笑い
元SMAP中井正広
元SMAPの中井正広さんも平均睡眠時間3時間のショートスリーパーです。
ある番組で「この前、久しぶりに6時間も寝た」とサラッと言っていたことから、中井正広さんにとって6時間の睡眠=長い睡眠という事になるというのがわかります。
私たちロングスリーパーだったら「6時間しか寝てない!眠くてたまらない!」となるところですね。

キングコング西野亮廣
お笑い芸人、絵本作家、ビジネス書の執筆など、多方面で大活躍の西野亮廣さん。
実は私、西野さんのオンラインサロンに入っています。(といってもただのROM専だけど…)
毎日配信で、映画制作の進行状況・仕事内容などを語ってくれているのですが、もう、とにかく活動量が半端ない!
仕事のスピードも量も圧巻で、リアルタイムで読んでいるとその超人ぶりに驚きます。
ほとんど寝てないんじゃないの?って感じです。
実際、Voicyという音声メディアでも「1日の睡眠時間は2〜3時間」と語っていました。
あまり睡眠とは関係ないけど、こちらは大ヒットとなったビジネス書。
2017年のものですが、今読んでも面白いのでぜひ。

明石家さんま
お笑いの明石家さんまさんも睡眠時間3時間以下だそうです。
娘のIMALUさんですら「寝ているところを見たことがない」とテレビ番組で言っていました。
「お笑い芸人やって、司会やって、脳がアドレナリンでハイになるんです、自然と」と、自然に睡眠時間が短くなっていると本人も語っています。

上戸彩
ドラマの昼顔や半沢直樹の奥さん役など、人気女優の上戸彩さん。
CM出演もかなり多いですね。
忙しすぎてで睡眠時間があまり取れないという事もあると思いますが、10代の頃は45分睡眠、最近でも3~4時間だと言われています。
(それなのにあの美肌は羨ましい!)

みのもんた
司会として大活躍するみのもんたさんも、ショートスリーパーだと言われています。
お昼の番組を持っていた時は、午前0時に就寝し3時にはスッキリ起きていたそうで、つまり、3時間の睡眠でも問題なく仕事をこなせる身体だといえます。
他にも、司会の小倉智昭さんや、タレントのデーブ・スペクターさんの睡眠時間も平均約3時間といわれ、芸能人の睡眠の短さには驚かされますね。
それくらいでも平気でなければ、芸能人としてはやっていけないということでしょうか。

3.芸術家・作家・発明家
森鴎外
明治の文豪・森鴎外は4時間以上寝たことがないといわれています。
昼間は軍医として働き、帰宅後にすぐに就寝。
夜中に起きて、朝までの時間を執筆に充てていたそうです。
パワフル!まさに2足のわらじ。

Dr.中松
発明家のDr.中松さん。
なんと特許の数は2400以上!フロッピーディスクをはじめ、発明品の数の多さはエジソンをはるかに超える実績の持ち主だとも言われています。
中松さん、子供の頃から睡眠時間は4時間と決めていたそうで、「人は1日6時間以上寝ると、頭が悪くなる」という言葉を残しています。
トランプさんといい、ショートスリーパーの言葉は皆キツめですね…。

4.その他:細切れ睡眠(多相性睡眠)の有名人
多くの人は1日に6〜8時間の睡眠をまとめてとる「単相性睡眠」を習慣としています。
これに対し、細切れの睡眠を複数回に分けてとる睡眠法を「多相性睡眠」といいます。
ナポレオン
睡眠時間が短いことで有名な、英雄ナポレオン。
「三時間は勤勉、四時間は普通、五時間は怠惰」という、ロングスリーパーからすると恐ろしい言葉も残しています。
(10時間は生きてる価値無し!って感じだね)
しかし、ナポレオンは「居眠りの天才」でもあったといいます。
馬上でよく眠っていたり、会議の最中に居眠りしていたという記録も多いのです。
ナポレオンは、普通なら夜にまとめてとる睡眠を、昼間に分割してとっていたのだろうと言われています。

レオナルド・ダ・ヴィンチ
明らかな「多相性睡眠」で有名なのが、モナリザを描いた芸術家のレオナルド・ダ・ヴィンチ。
芸術だけでなく、数学、生物学、解剖学など非常に多才で、様々な功績を残しています。
ダ・ヴィンチは4時間ごとに15〜20分ほどの仮眠をとっていたとあります。
まとまった睡眠をとることなく、完全に睡眠を分割していますね。
1日の睡眠時間は合計で90〜120分程度ということになります。
(それでもすごく少ない!)

エジソン
発明家のトーマス・エジソンは「寝るのは馬鹿だ、みんな寝すぎだ、自分は死んでからたっぷり寝る」をはじめとし、睡眠に関する数々の名言を残しています。
朝6時に起き、夜中の2時まで働くこと。これを最初に描いた図面が形になるまでやり続けるのだ。
すぐにはうまくいかなくても、睡眠時間を減らし起きている時間は精魂こめて働くようにする。
このルールを守れば、発明家として成功できるだろうし、もっと言えば、どんな分野においても成功できる。
しかし実際は、30分の睡眠を1日に6回というように、分割してとっていたと言われています。
合計すると3時間くらいで、確かに短いことは短いですね。
名言とは多少異なりますが、多相性のショートスリーパーであることは間違いないようです。

スティーブ・ジョブズ
iPhoneの生みの親であるアップル創業者スティーブ・ジョブズも、4時間ほど夜中に寝て、あとは食後などに1日数回×15分の睡眠をとるという分割睡眠でした。
「仮眠ができないような会社には来たくない」という言葉も残しています。
(なんて素敵な言葉!)
分割睡眠により、作業効率と脳の活動が更に上がると考えられています。

私もお昼休みに30分ほどの仮眠をとることがありますが、そのときはスコーンと気を失うように眠っています。
会議中にうっかり居眠りしてしまうときも、同じく、気を失っている感じに近いです。
それを考えると、確かに1回の眠りはとても深いといえます。
分割睡眠は、短い時間でも睡眠効果は抜群なのかもしれません。

5.まとめ
とにかくパワフルでバイタリティ溢れる、ショートスリーパーの有名人たち。
多方面への才能を発揮している人も多いですね。
しかし…
確かに努力家なのはわかるけど、みんな言葉がきっついわー!
なんでそんなに攻撃的やねん。
ロングスリーパー水木しげるさんの、「適当にやならいとね」という、のんびりした言葉を見ろー。
…なんてことを思ってしまいました。
まあ、あくまでもこのサイトはロングスリーパー向けなのでね。

次回:ロングスリーパーに向いている職業は? 学者とかじゃなく、実現可能なものを考える